小さなバイキングビッケ☆実写版の続編「ビッケと神々の秘宝」
小さなバイキングビッケ と聞いて反応するのはアラフォーのみなさんかと思いますが、原作は、スウェーデンの作家ルーネル・ヨンソンの児童文学シリーズ『Vicke Viking』 (ビッキーと発音)邦題:小さなバイキング 。それを原作としたテレビアニメで、ドイツと日本の国際共同制作で作られていたんですね。日本オリジナルかと思ってました。1972年から1974年にかけて1話23分の全78話と、85分の長編アニメを製作していたらしいです。
で、ですね、ドイツでも国産のアニメだと思っている人も多いくらい人気な作品で、2009年にアニメを忠実に再現した実写映画!これが、キャラまでそっくりにできてるんですね。♪~ハルバル父さん怖いけど~ ゴルムにファクセにスノールチューレ、 詩人のウルメにウローブじいさん~♪誰が誰だかすぐ分かるぞ。船のデザインもまんま。鼻をこすって(ひらめいた!)☆バチーン! も再現。アニメと実写をうまくリミックスしたプロモ映像↓ビッケ役のヨナスくんが、まだ幼い~。
なぜか日本では公開されておらず、DVD化もなし。権利とか、大人の事情なのかしら?と残念な状況なのですが、※2016年、DVD↓が発売されています!
ビッケと神々の秘宝 [DVD]その続編となる作品が、たった1回きりの上映を、予算が無いので、その場でライブ吹き替えでやるということで、期待に胸を膨らませ、「キンダーフィルムフェスティバル」に行って参りました。場所は、調布市グリーンホール 大ホールイベントの開催期間は、2012年8月15日(水)~8月19日(日)ビッケと神々の秘宝監督:クリスチャン・ディッター/ドイツ/92分/2011年神の秘宝を探す旅に出ようとしたビッケたちフラーケ族。出発しようとした矢先、宿敵のライバル・スペンニャにビッケのお父さん・ハルバル海賊長が誘拐されてしまう。そこへ秘宝を狙うライバルたちが現れて……。と、設定はアニメを忠実に再現しながら、ストーリーは原作にあるのかな? オリジナルかもしれないですね。監督も小さい頃アニメのビッケを見ていたそうで、日本が好きなんじゃないかと思います。なんか笑いを取るところがドリフのコントっぽいというか、モンティパイソンぽいっていうか。本国では3D上映だったらしく、なるほど。水流に流されるシーンなんかは、迫力ありました。お色気シーンもあり〼。
2012年ベルリン国際映画祭でも上映され、今回は監督と主役のヨナスくんも来日。ヨナスくんは、アニメが日本で製作されたのは知っていたけど、放送されてそんなに人気があるとは思っていなかったとインタビューに答えていました。身長も監督と変わらないくらいの青年に成長していました。ビッケの面影はないなぁ。(愛くるしい笑顔はそのままだったけど)日本で劇場公開されないのが不思議なほどの、超スペクタルな大作として仕上がった今作品。(ちなみに第一作目も、このフェスティバルで上映されたそう)日本語吹き替え(字幕でもいいから)DVD観たいなぁ。ちなみに今回のライブ吹き替えのキャストはビッケ……戸田恵子ハルバル……堀内賢雄スベン……三ツ矢雄二スペンニャ……佐久間レイ超豪華!!! しかも生で吹き替え。ドイツ語の声を流しながらその上にかぶせてやっているのでサイレント映画の弁士など、ひとりがナレーションを努めながらの吹き替えとは訳が違います。それぞれの役で大人数でやるのはすごく大変だと思います。赤ちゃんの泣き声がすごくて、聞き取れないところもあってきびしい部分もあったけど、これをみた子供たちが、逆にアニメのビッケをみてどういう反応するのか。ちょっと興味深いです。↓ドイツの実写映画「ビッケと神々の秘宝」公式サイトWickie und die starken Männer | Jetzt im Kino!
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